検査体制の事例紹介|歴史と実績をもつ中国専業の総合商社は西日本貿易株式会社

検査体制の事例紹介

  • 製缶品(発電設備用排気ダクト)
  • 耐熱鋳鋼部品

製缶品(発電設備用排気ダクト) 新規アイテムの量産までの流れ

新規顧客より、中国に発電設備用排気ダクトが製作可能な工場はないかと打診がありました。
長年取引のある中国の(製缶品)協力工場を紹介し、弊社担当者が日本からお客様にアテンドし工場監査を実施しました。

お客様にてベンダー登録の手続を進めながら、見積を提示し、試作のチャンスをいただきました。

試作中に工場側からの質問事項をお客様に都度確認し、回答や意見を求めたうえ、工場側に返答します。
また、お客様の仕様書に書かれていない特別な要求について、対応が可能か否かを都度工場側に相談します。
設計図に指定材料の相当材が認められるので、コストと現地入手性を考慮し、一部中国製の材料を提案し、採用とされました。

また、指定材よりスペックの低い中国材を採用せず、日本材を国内から中国工場へ支給することにしました。
試作時に、弊社の現地検査員が現場に入り、ほぼリアルタイムで製作の進捗状況を報告し、不適合を未然に防ぎます。
溶接施工試験、機械的性能試験にも立ち会いました。
弊社担当者がお客様にアテンドし、試作品の中間検査を実施しました。

溶接後の歪取りが試作中の難点であり、お客様に相談し、熱処理条件等の見直しを行いました。
熱処理条件を変更することにより、歪取り効果が向上し、変形防止の改善が見られました。

弊社担当者がお客様と一緒に試作品の最終立会検査を実施しました。
試作品が合格し、ついに量産が始まりました。

耐熱鋳鋼部品

日本向けの実績はほとんどないものの、カナダ、オーストラリア向けには実績があり、重要保安部品も取り扱っている某メーカーを選定。サーベイを2015年9月実施。評価良好。現場の仕掛品も外観良好だった。

その後図面の確定に時間がかかり、金型が完成したのは約半年後。いざ試作を始めると問題が出るわ出るわ・・・・・・

  • 問題点
  • ・金型修正ミスによる形状不良、取付け穴寸法不良。
  • ・納期遅れ(設計計画の乱れ、鋳込み材料未着)
  • ・鋳肌欠陥(セミロストの肌砂不良による)
  • ・Ni、Crが規定値を下回り不合格
  • ・問題発生時責任者が見つからずたらい回しにされる。
  • 鋳肌不良

  • 手直し後

サーベイ合格後の半年間で同じ工場とは思えないほどレベルが低下していた。
現場に入り込んだ弊社検査員から「資金繰りが困難で現場作業員の給料が半年近く支払われていない」との情報が!直ちに調査したところロシア企業に騙され多額の負債を抱え、急激に経営状態が悪化したことが根本的な原因であることが判明。

弊社の対応
注残を弊社検査員が全工程張り付きで監督。製品を全数検査、外観不良及び寸法不良は全て手直し、納期遅れ分は空輸で対応しなんとか出荷。同時進行で弊社のコネクションを総動員して代替ベンダーを大至急見つけ、次の注文から全て新規メーカーに切り替えた。

新規メーカーは中国国内の高炉メーカー向けに耐熱鋳鋼品を使用する設備一式を据付、メンテナンスまで請け負っている経験豊富な企業。引け巣欠陥があったが、立会検査で指摘した事項は量産では全て改善してくれた。その後は寸法、外観、材質共に良好で非常に安定している。

弊社では、中国に検査員を置き、必要に応じ巡回検査/出荷前検査を
実施しています。

製品検査だけでなく、ベンダー動向をいち早く察知し、必要な対策を講じることができるのも強みです。

中国専業の総合商社の西日本貿易株式会社