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社員紹介
第三営業部 部長
2006年中途入社
H.K
コピー品が出回っている!?
助けてくれたのは現地のネットワーク
先輩社員が10年以上かけて大切に育ててきた商材を、私が引き継いでから6年が経った頃のことです。中国ならではの大きなトラブルが会社全体に襲いかかりました。なんと、中国のある地域でコピー品が出回っていることを、現地のメーカーさんが教えてくれたのです。
コピー品は粗悪なつくりだったため、幸いにも売り上げはそれほど減りませんでした。とは言え、少しであってもシェアを奪われますから痛手です。現地メーカーの協力のもと、権利関係を法的に調べたりデータを取ったり……。最終的には、現地のお客様のネットワークに助けられました。まさに、これまで私たちが中国で長年かけて築き上げてきた、人間関係の勝利だったわけです。

コロナ禍で浮き彫りになった課題。
欧米などへの輸出も増やしていきたい!
ほかにもコロナ禍は、中国専門商社である私たちにさまざまな課題を突き付けました。その一つが、中国のロックダウンです。経済が止まってしまいますので、日本側のメーカーからは「中国に変わる輸出先(第二ベンダー)を探してほしい」という引き合いが多数寄せられました。
かくいう私も、これまでは輸出をメインにしていましたが、将来的には輸入も増やしていきたいと考えていました。商売にはタイミングがありますから、今がきっとその時なのでしょう。もともと、お客様が属している業界で年に数回行われている展示会では、自分の扱っているアイテムの売り先を探したりもしてきました。日頃から、チャレンジ精神を持って営業するのが私のスタイルですので、東南アジアや欧米向けの輸出も増やしていければいいですね。
「中国市場は今後、絶対に伸びる!」
中国語が話せなくても安心して中国へ。
私は新卒で別の商社に入ったのですが、半年ほど働いたところで退職して、中国へ1年間留学することにしました。それは将来を見据えて現地を視察しておきたかったためです。今にして思えば、当時の私の考えは当たっていましたね。そして帰国後、中国と関係の深い仕事をしようと考えて西日本貿易に入りました。商材は半導体の材料で、もちろん中国向けの輸出が中心ですが、東南アジアやアメリカにも一部は輸出しています。
私は実は、中国語があまり得意ではないのですが、日本語が堪能な現地スタッフが通訳してくれますからご安心を。入社してから半年くらいの頃にはもう、4カ月ほどの中国出張をして、現地で機械を据え付けしていましたよ。